過去記事2007.03.25

月桂冠の後は黄桜と考えていたのだが、その気も失せ、
ちょっと離れた蒼空醸造元藤岡酒造へ。
伏見では、今最も注目されている蔵だろう。
私も何度か飲んだことがあり、
HPを拝見したら試飲できるようだったので立ち寄った。
カウンターに座ってメニューを見ると、
試飲できるお酒は2種。
そのうちの一つは生熟だ。
「試飲できるお酒はこれですか?」
「この他に新酒の美山があります。
うちはようやく新酒なんですよ。」
まずはそれをいただく。
しぼりたて?でありながら穏やかできれいな酒質。
麹の風味が心地よく残る。
やや硬いが、あたごのまつのしぼりたてと印象が似ている。
本当はそこで飲みながらこれを書くつもりだったのだが、
女性が気を遣って話しかけてくださる。
蔵元のお母さん?
話しぶりからそう感じる。
京都弁や話しぶりの穏やかさから油断していると、
不意に冗談や刺激的な言葉が飛び出す。
「いろいろな雑誌で紹介されていますよね。」
「そうなんですよ。
いつ頼まれてもいいようにサインの練習してます。」
「先ほどいらっしゃった方が息子さんですか?」
「ブタみたいでした?」
何ともつかみ所がなくて魅力的。
すっかり話し込んでしまった。
次いでいただいたのは、純米大吟醸 山田錦40%。
新酒と比べると輪郭のはっきりしたシャープな味わい。
洗練された感じがする。
女性誌に紹介されることが多いらしいが、
ワインボトルにコルク栓路線には私も賛成。
これまでのおやじ酒、晩酌酒とは一線を画し、
新たな消費層の開拓にぶれずに進んでほしい蔵だ。
清々しい気分で店を出た。
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